
5月からスタートした若者チャレンジ応援プログラム「とりまね」。
スタートして4カ月がたちましたが、色々な場でご意見をいただき、この度募集対象者や一部対象事業を変更することにいたしました。
実施要綱・募集要項の変更点
具体的な変更箇所は下記です。
・対象者を中学年齢に引き下げ
但し、中学生の申請に関しては大人サポーター「ピッとりクルー」の参加を条件とする。
・対象事業について「学校の正規の教育課程として行われる活動」は対象外とすることを明記。(但し、部活やサークル活動は可とする。)
対象年齢を中学生へ引き下げ
これまで高校生以上を対象ということで、高校への訪問や団体の方に周知活動を行ってきました。
その中で「高校生は受験に向けて忙しい。中学生なら時間的にまだ余裕があり、チャレンジしたいという子もいる」というお話や、また市町村レベルとなると高校がない地域もあるため、より地域に根差したプレイヤーを拾いにくいという課題に当たりました。
そこで、対象年齢を引き下げることを検討し、実際に中学生の支援をしている方々にも話を聞きにいき、募集要項の変更について議論を重ねてきました。
その結果、対象年齢は引き下げることにしたものの、中学生支援をされている現場からは「高校生よりもモチベーションが保ちにくいので、より細やかに面談やサポートをする必要がある」とのご意見をいただきました。
また、中学生の場合はより保護者との関わりが必要になってくる可能性もあります。
「鳥マネのサポートだけでは不十分なところや手の届かない部分を補ってくれる現地のサポーターが必要ではないか」という結論に達し、この度中学生のチャレンジについては鳥マネよりもより近い位置でチャレンジを応援してくれるサポーター「ピッとりクルー」を新たに条件として設けることにいたしました。
「ピッとりクルー」って何?

自動車レースやオートバイレース等で、レース中に車両の整備やドライバーのサポートを行うチームやスタッフのことを「ピットクルー」と言います。
私たちは、ハンドルを握るドライバー(若者)の能力を最大限引き出し、チャレンジを後押しできる支援者の存在として、鳥のピットクルー、「ピッとりクルー」という大人サポーターの項目を新たに設置しました。
チャレンジしたい若者の意思やペースを尊重して、彼らの「やりたい」を現場で後押しする大人のサポーターです。「鳥マネ」(※後述「4 助成の特徴」参照)と連携しながら、より若者と近い距離でチャレンジを支援し、困ったときや悩んでいるときは「鳥マネ」に相談できるよう促すなど、若者が積極的に地域に支援を求められる手助けをしていただきます。
若者の意思を一番にしながら、「鳥マネ」よりもきめ細やかに、より当事者に近い位置でチャレンジを支援していただく大人サポーターとして期待をしています。
「ピッとりクルー」に期待する主な役割
「ピッとりクルー」の具体的な役割は下記の6点です。
・相談
最低2週間に1回は、申請者と相談・進捗確認の機会を設けてくだ
さい。
・申請・許可の代行
チャレンジの際に必要となる申請や許可等の手続き(未成年が申請
できない場合)、主体として手続きしていただきます。
※「とりまね」申請書の作成は「鳥マネ」がサポートをします。
・資金管理
申請者が助成金をきちんと執行できるよう、領収書の管理や、場合によっては代行で領収書取得を行う等のサポートをしてください。
・保護者対応
申請者の保護者との連絡や情報共有が必要な場合は対応をお願いします。
・地域協力者の仲介
「鳥マネ」が直接つながっておらず、かつ現場により近い地域の協力者がいれば、申請者へ紹介・仲介を行ってください。
・情報共有
申請者の状況について、「鳥マネ」と随時情報共有を行いながら支援を進めてください。
対象事業の制限について
「とりまね」を学校の授業で利用したいというお問い合わせもいくつか受けておりましたが、改めて「とりまね」の助成規模や本来の趣旨と照らし合わせ、今回より「学校の正規の教育課程として行われる活動」は対象外とさせていただくことといたしました。
ただ、そういったニーズも踏まえ、今後は学校や若者支援をしている団体向けに活用ができる助成プログラムを新たに構築できないか検討を進めていきたいと思います。
多くの方の応募、ご相談お待ちしてます。
